血糖値が高いとなぜ悪いのか？
◆ 高血糖によって血管が障害され､全身に合併症が起こる
血糖値の高い状態が続くと､さまざまな合併症が引き起こされ､
それによって日常生活に支障をきたすようになるからです｡
◆ 最小血管に起こる３大合併症
代表的な合併症は､神経障害､網膜症､腎症で､これらを糖尿病の
｢３大合併症｣といいます｡
高血糖によって最小血管が障害されることが主な原因です｡
これらは､糖尿病にかかっている期間が長くなるほど､また､
血糖コントロールの状態が悪いほど､起こりやすくなります｡
◆ 大血管の動脈硬化を促進する
糖尿病の人は､大血管の動脈硬化が進行しやすいという
特徴があります｡
それによって､脳梗塞､心筋梗塞､下肢の血管閉塞が起き
やすくなります｡
その他の合併症としては､白内障､歯槽膿漏､肺結核などの
感染症､骨粗鬆症､勃起障害､感染性皮膚病などがあります｡
糖尿病がなくても起こる病気ですが､糖尿病の人に起こりやすい
ことが知られています｡